初心者向け スケートボードの買い方

まずはコンプリートデッキ(完成品)ではじめるか、パーツごとに選ぶかを決めましょう
  • ①コンプリートデッキ

    コンプリート(完成品)の名前の通りスケートボードに必要なパーツが最初から全て組み上げてあります。
    買ってすぐにそのまま使うことができ、価格もリーズナブルです。

  • ②初心者スタートセット

    コンプリートデッキとヘルメット・プロテクターが全てそろったおトクな初心者スタートセットもあります。

  • ③パーツごとに選ぶ

    デッキ、トラック、ウィール、ベアリングなど、パーツごとに自分でチョイスして組み合わせます。
    見た目(デザイン)や機能性など、自分だけのこだわりの1台をつくりたい人向け。

    ※パーツは当店で組み上げて発送可能です。

③の『パーツごとに選ぶ』場合の必要なパーツ

スケートボード1台を完成させるには、主に6つのパーツが必要となります。
『デッキ(板)』 『トラック』 『ウィール』 『ベアリング』 『ビス(ボルト)』 『デッキテープ』
の6種類です。
それぞれのパーツを詳しく見ていきましょう。

①デッキ(板)

メインとなるパーツ。

主にカナディアンメープルを7層に貼り合わせた板です。
幅や長さなどのサイズはインチで表されることが多く、体格や年齢などによって自分に合うサイズを使うことが重要です。

サイズを選ぶ場合は、最初は『デッキの幅』のサイズで選ぶと良いです。

一般的に幅7.375インチまでがキッズ用、
幅7.5インチ以上が大人用となります。
※7.5インチ以上でもキッズ用に長さが短いモデルなどもあります。

あなたにピッタリのデッキサイズは?

デッキはいろいろなサイズがあるけど、どのサイズがいいのか分からない...
最初はみんなそうです!
そこで、初めての1枚を選ぶ場合の参考になるようまとめてみました。

デッキサイズ(幅) ... おすすめの年齢など
~7.0インチ ... キッズ用(3~4歳程度)
7.125インチ ... キッズ用(4~5歳程度)
7.25インチ ... キッズ用(5~6歳程度)
7.375インチ ... キッズ用(小学生程度)
7.5インチ ... 大人用(小学校高学年~中学生、小柄な女性など)
7.625インチ ... 大人用(中学生や女性、小柄な男性など)
7.75インチ ... 大人用(中高生や女性、成人男性全般)
7.875インチ ... 大人用(女性、成人男性全般)
8.0インチ以上 ... 大人用(成人男性全般)
※一般的なサイズとおすすめなので、体格や好みによっては必ずしもこの通りとは限りません。あくまで目安としていただければと思います。

②トラック

デッキの前後に取り付ける2つで1セットのパーツ。
スケートボードの性能を決める非常に重要なパーツです。

デッキに乗って体重をかけた際に可動してスケートボードが進む方向を変えられます。
またウィール(タイヤ)もトラックに取り付けて使用します。

サイズの種類は、デッキの幅に合わせた『幅』や、地面からの『高さ』などがあります。

トラックはデッキに合わせてサイズを決めましょう

トラックを選ぶ場合、デッキと同じくサイズが存在します。
自分が乗りたいデッキのサイズが決まったら、次はそれに合わせてトラックのサイズを決めましょう。
デッキとトラックのサイズが極端に合っていないと、乗りずらくなってしまいます。
当店で扱っている、主要なトラックメーカーのサイズとデッキ対応サイズは以下になります。
同じサイズでもメーカーごとに表記の仕方が違うのでややこしいですが、基本的にはデッキ幅サイズが大きいほどトラックも幅の大きいものになっていきます。

THUNDER 143サイズ
→対応デッキサイズ7.0~7.375インチ(幅)

INDEPENDENT 129サイズ = THUNDER 145サイズ = VENTURE 5.0サイズ
→対応デッキサイズ7.5インチ~7.875インチ(幅)

INDEPENDENT 139サイズ = THUNDER 147サイズ = VENTURE 5.2サイズ
→対応デッキサイズ7.875インチ~8.125インチ

INDEPENDENT 144サイズ = THUNDER 148サイズ = VENTURE 5.6サイズ
→対応デッキサイズ8.125インチ~8.375インチ

INDEPENDENT 149サイズ = THUNDER 149サイズ = VENTURE 5.8サイズ
→対応デッキサイズ8.375インチ~8.625インチ

上記以上のサイズもありますがよく使うサイズはこのあたりです。
また上記のトラック幅サイズ以外に、メーカーによってはトラックの高さのサイズもあり、LOWトラック(高さが低い)は地面までの距離が近いので、乗った時の安定感や、軽い力でテールを弾きやすいなどの特徴があり、HIGHトラック(高さが高い)は地面までの距離が遠い分、テールを蹴った時にデッキが高く上がりやすい、などの特徴があります。

③ウィール(タイヤ)

トラックに取り付けて使用する、4個1セットのウレタン素材でできたタイヤ。

トリック全般向きで硬さが硬い『ハードウィール』と、主に移動用・クルージング用・サーフスケート用で硬さが柔らかい『ソフトウィール』があります。
硬さの単位は『99A』『101A』などの数値で表され、数字が大きいほど硬くなります。

サイズは主に『直径』『幅』があります。
トリック用のウィールはストリート用で50~54mm程度が多いです。

④ベアリング

1つのウィールの両サイドに2個、1台分4個のウィールに対して合計8個で1セットのパーツです。

ベアリングがあることによってはじめてウィールが回転して使用することができます。

スケートボード専用のものや、工業用の精度規格が付いたものがあり、一般的に価格が高いものほど内部の精度が高く回転が長持ちするため、同じ力でも速く長く移動することができます。
工業用規格はABECと呼ばれ、ABEC3,5,7と数字が大きくなるほど精度が高くなります。

⑤ビス(ボルト)

デッキとトラックを固定するためのボルト&ナットで、8本で1台分になります。

デッキの表に出る頭の形状がプラスか六角がありますが、どちらを選んでも問題ありません。

長さの種類があり、インチで表されます。
7/8インチ、1インチ、1と1\4インチ、1と1/2インチ、、、と長くなっていきます。
一般的なトリック用のスケートボードであれば一番短い7/8インチで足りますが、トラックの高さをかさ上げしていたりする場合はそれに合わせて長いビスが必要となります。

⑥デッキテープ(グリップテープ)

デッキの表面に貼り付ける滑り止めのヤスリ状シートです。

コンプリートデッキはほとんどが初めから貼ってありますが、パーツごとに組む場合はデッキに貼って余分な部分を切り取る作業が必要になります。

メーカーごとに目の粗さが異なり、ベーシックな黒色の無地のものや、様々なデザインが施されたものなど、種類豊富です。

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